こんばんは!癒しの風foomiのふうみです
ある方が、mixiで今日紹介してくださっていた『神との対話』の一節。
この本は有名ですし、私もずいぶん前に読んだのですが、今改めて読むと、自分の中の深い部分に残っていた「許せない思い」が溢れ、涙になって昇華されていきました。
自分の中にまだ「許せない思い」が残ってたんだな、と気付きました。
もうとっくに許せてるつもりだったのに、潜在意識は巧みにそれをなかったことにしようとしてたようです(そういうことって、たまにあります。「そんなものはありません! 残った思いは全て浄化しました」ってフリしちゃうんですよね
)。
既に読まれてる方は多いと思いますが、改めて読んでみると、自分の中にまだあるものに気付くかもしれません。
よろしければ、みなさんもどうぞ
---------ここから------------
昔むかし、まだ時というものがなかったころ、『ちいさな魂』が神さまに言いました。
「ぼくがだれだか、わかりましたよ!」
神さまは答えました。
「それはすばらしいね!で、きみはだれなの?」
ちいさな魂は、力いっぱい叫びました。
「ぼくは光なんです!」
神さまもにっこりして、大きな声で答えました。
「そのとおりだ!きみは光だよ。」
ちいさな魂は、とっても幸せでした。
だって、神さまの王国にいる魂のすべてが知りたがっていたことを知ったのですから。
「わーい、ぼくたちって、なんてすてきなんだろう!」
ところが、しばらくするとそれだけでは満足できなくなりました。
ちいさな魂は、なんだかむずむずしてきたのです。
そして、自分自身を体験したくなりました。
そこでちいさな魂は、また神さまのところへもどってこういいました。
「ねえ、神さま!ぼく、自分がだれだかわかったから、こんどは自分を体験したいな。いいですか?」
神さまは答えました。
「おやおや、きみはもう、きみ自身なのに、それを体験したいというのかな?」
「そうなんです。」
と、ちいさな魂は答えました。
「自分がだれだか知っていることと自分自身を体験することとは、ちがいますよね。ぼく、自分が光だっていうのはどんな感じなのか体験してみたいんです。」
「だが、きみはもう光なんだよ。」
神さまはまた、ほほえみました。
「ええ、知ってます。でも、光であるってどんな感じがするのか、知りたいんですよ!」
ちいさな魂は大きな声でいいました。
「そうかそうか。」
神さまはくすくす笑っていいました。
「それも無理はないね。きみには冒険心があふれている。」
それから、神さまはちょっとむずかしい表情になりました。
「ただし、ひとつだけ困ったことがあるのだが・・・。」
「困ったことってなんですか?」
ちいさな魂は、たずねました。
「光でないものは、なにもないってことだよ。わたしが創ったきみたちは、なにもかも、すべてが光なんだ。光以外にはなにもない。だから、きみ自身を体験するのはかんたんじゃない。 だって、きみとちがうものは、なにもないんだからね。」
神さまはいいました。
「そうなんですか?」
ちいさな魂はつぶやきました。なんだか混乱してきたのです。
「こう考えてごらん。」
神さまはいいました。
「きみたちは太陽のなかにあるロウソクのようなものだ。きみたちは、たしかにそこにいる。何億、何兆、いや無数のロウソクがあつまって太陽をつくっている。きみたちがいなければ、太陽も存在しない。
きみがいなくても、太陽は太陽だが、ロウソクの一本たりない太陽だ。
それは太陽じゃないんだよ。
完全な太陽ほど、明るくかがやけないからね。
しかし、光のまっただなかにいたら、どうして自分が光だと感じられるだろう。
それが問題だな。」
「でも、あなたは神さまでしょう。」
ちいさな魂は思いきっていいかえしました。
「なにか方法を考えてください。」
すると神さまはほほえんでいいました。
「もう考えたよ。光のなかにいたのでは、自分が光だってことを感じられないから、きみを闇でつつんであげよう。」
「闇ってなんですか?」
ちいさな魂はたずねました。
「闇とは、きみでないものだよ。」
神さまはいいました。
「闇ってこわいのかな?」
ちいさな魂はつぶやきました。
「こわがろうと思えばね。」
神さまは答えました。
「ほんとうは、こわいものなんか、なにもないんだ。こわいかどうかは自分できめる。だって、なにもかも自分でつくりだしているんだからね。ごっこ遊びのようなものさ。」
「そうなのか。」
ちいさな魂は少し安心しました。
それから神さまは、くわしく説明してくれました。
何かを体験しようと思ったら、その反対のことが起こらないといけないのです。
「それはすばらしい贈りものなんだよ。」
神さまはいいました。
「だって反対のことがなければ、なにもわかりはしないのだからね。
寒さがなければ暖かさもない。上らなければ、下ることはできない。遅いってことがなければ、速いということもない。右がなければ、左もない。あそこがなければ、ここもない。あのときがなければ、いまもないんだよ。
だから闇につつまれても拳をふりまわしたり、大声でさけんだり、闇を呪ったりしなくていいんだ。
それよりも、闇にたいする光でありなさい。
腹をたてたりしないこと。
そうすれば、ほんとうの自分がわかるし、ほかのひとたちにも、ほんとうのきみが伝わるよ。
光りかがやいて、みんなに、きみは特別なんだってことを知らせてやりなさい!」
「ぼくは特別なんだ、っていってもいいんですか?」
ちいさな魂はききかえしました。
「いいとも!」
神さまは笑いました。
「ぜんぜん、かまわないよ!ただし、『特別』だというのは、『人より優れている』ということじゃない。そのことを忘れないようにしなさい。
みんながそれぞれ、特別なんだから!
それを忘れている者がたくさんいるんだよ。
そういうひとたちは、きみが特別でいいんだとみせてやると、はじめて、自分も特別でいいんだな、と思うようになる。」
「わーい。」
ちいさな魂はうれしくて、笑いながら飛んだりはねたりしました。
「ぼくは、すきなだけ特別になれるんだ!」
「そうだとも。いますぐはじめていいよ。」
神さまは笑いながら、ちいさな魂といっしょになってスキップしました。
「で、きみはどんなふうに特別になりたいのかな?」
神さまはききました。
「どんなふうに特別ですか?」
ちいさな魂は、いいました。
「よくわからないんですけど。」
「光であるというのは特別なことで、その特別にはいろんな面があるんだよ。」
神さまは説明しました。
「特別に親切というのもある。特別にやさしいというのもある。特別に創造力があるとか、特別にがまん強いというのもあるな。
ほかに、どんな特別を考えられる?」
ちいさな魂は、おとなしくすわって首をひねり、それから叫びました。
「たくさん特別が考えられますよ!
特別に人の役に立つ。特別に気前がいい。特別に友情にあつい。
それから、特別に思いやりがある!」
「うまいぞ!」
神さまはうなずきました。
「いつだって、きみはそのすべてになれるし、そのうちのひとつを選ぶこともできる。それが、光であるっていうことだからね。」
「ぼく、なにになりたいかわかりますよ!
なにになりたいか、わかってます! 」
ちいさな魂は、興奮して大声をあげました。
「ぼく、『ゆるす』ということで特別になりたいな。
『ゆるす』という特別もありますよね?」
「あるとも」
神さまは、ちいさな魂にうけあいました。
「それも、とっても特別なことだよ。」
「それじゃ、ぼくはその特別になります。
特別に『ゆるす』っていうことを、体験してみたいな。」
ちいさな魂はいいました。
「よろしい。ただし、ひとつやっかいなことがあるね。」
神さまはいいました。
ちいさな魂はすこしじれてきました。
だって、話がなかなか先へ進まないようでしたから。
「やっかいなことってなんですか?」
ちいさな魂は、ためいきまじりにたずねました。
「『ゆるす』相手がいないということだ。」
「いないんですか?」
ちいさな魂は、自分の耳が信じられませんでした。
「いないんだよ!」
神さまはくりかえしました。
「わたしが創ったものは、すべてが完璧だ。
わたしが創造した魂はみんな、きみとおなじように完璧なんだよ。見まわしてごらん。」
そういわれて、ちいさな魂は、おおぜいの魂にとりかこまれているのに気づきました。
ちいさな魂が神さまと『ふつうではない対話』をしている。
そうきいた魂たちは、どんなことを話しているのか知りたくて、はるばる遠くから、それも神さまも王国のあらゆる所からやってきたのです。
無数の魂たちがあつまっているのを見て、ちいさな魂も、うなずかずにはいられませんでした。
どの魂もそれぞれに素晴らしく、みごとで、ちいさな魂とおなじように完璧でした。
そんな素晴らしい光の魂たちがあつまっているのですから、それはそれは明るくて、目もくらむばかりでした。
「ほらね。だれを『ゆるし』たらいいだろう?」
神さまはいいました。
「そんなの困りますよ!」
ちいさな魂は不満でした。
「ぼくは『ゆるす』という特別を体験したかったのに。それがどんな感じか、知りたかったのに。」
そのとき、ちいさな魂は、これが『悲しみ』というものなのかな、と思いました。
すると、あつまった魂たちのなかから、『友情あふれる魂』が、すすみでました。
「心配しなくていいわ。ちいさな魂さん。」
友情あふれる魂はいいました。
「わたしが助けてあげる。」
「きみが?」
ちいさな魂は、ぱっと顔をかがやかせました。
「でも、きみになにができるかなあ?」
「なにか、あなたに『ゆるされる』ことをしてあげるわ」
「そんなことできるの?」
「できますとも!」
友情あふれる魂は、明るい声で叫びました。
「次の人生であなたと出会って、なにかあなたに『ゆるされる』ことをすればいいのよ。」
「でもどうして?どうして、そんなことをしてくれるの?」
ちいさな魂はたずねました。
「だってきみはそんなに完璧な存在なのに!
きみの振動がとっても速くて、明るくかがやいているのでまぶしくて見ていられないくらいだよ! それなのに、その振動を遅くして、明るい光を重たい闇にかえてしまうなんて。
どうして、そんなことをしようと思うの?
きみは星のあいだで、かるがると踊り、神さまの王国を、思考とおなじ速さで飛びまわっている。
そのきみが、つぎの人生でぼくと出会い、重くなってわるいことをしてくれるなんて。
どうして?」
「かんたんだわ。」
友情あふれる魂は答えました。
「あなたを愛しているから。」
ちいさな魂はそれをきいてびっくりぎょうてんしたようでした。
「そんなに驚かなくてもいいのに」
友情あふれる魂はいいました。
「あなただって、おなじことをしてくれたのよ。忘れた?
わたしたちはなんどもなんどもいっしょに踊ったじゃないの。
永劫のときをこえ、あらゆる時代をこえて、わたしたちはいっしょに踊ったわ。
あらゆる時、あらゆる場所で、一緒に遊んだわ。
あなたが覚えていないだけ。
だってわたしたちはどちらも、『すべてであるもの』だもの。
わたしたちは上昇であり下降、左であり右なの。
ここでありあそこ、いまであり昔なのよ。
男性であり女性、善であり悪。
そして被害者であり、加害者なんだわ。
だから、わたしたちはこれまでも数えきれないくらい出会ってきた。
そして、相手がほんとうの自分を表現し、体験するための完璧なチャンスを与えあってきたの。」
「だからね」
友情あふれる魂は続けました。
「あなたのつぎの人生では、わたしが『わるいひと』になるわ。
そして、もっともひどいことをする。
そうしたら、あなたは、『ゆるす』ということを体験できるのよ。」
「でも、どんなことをするの?」
ちいさな魂は、すこし落ち着かない気持ちになりました。
「どんなひどいことなんだろうなあ?」
「そうねえ」
友情あふれる魂は、目をきらきらさせて答えました。
「なにか考えましょうよ。」
それから、友情あふれる魂は、ちょっと真剣な表情になって、しずかな声でいいました。
「あなたのいうとおりだわ」
「なにが?」
ちいさな魂はたずねました。
「わたしは振動を遅くして重くなり、『それほどすてきではないもの』にならなくちゃいけない。
自分とはぜんぜんちがうもののふりをするの。
だからひとつだけ、お返しにおねがいしたいことがあるんだけど・・・。」
友情あふれる魂はいいました。
「なんでもきくよ、なんだって!」
ちいさな魂はさけんで、歌ったり踊ったりしはじめました。
「ぼくはゆるせる。ぼくはゆるせるんだ!」
ところが友情あふれる魂のほうは、ひっそりと、とてもしずかなのです。
「どうしたの?」
ちいさな魂はききました。
「ぼくはなにをしてあげればいいの?
ぼくを助けてくれるなんて、きみはほんとうにすてきな天使だね。」
「もちろん、この友情あふれる魂は天使だよ!」
神さまが口をはさみました。
「だれでもみんな天使なんだ。それをいつも忘れないように。
わたしはきみたちのところへ、天使のほかには、なにも送ってはいないのだからね。」
そこで、ちいさな魂は、ますます友情あふれる魂のねがいをかなえてあげたいと思いました。
「ね、ぼくは、なにをしてあげればいいの?」
「わたしがあなたを攻撃し、打ちのめしたとき、思いつくかぎりのひどいことをしたとき、そのときに・・・」
友情あふれる魂は、口ごもりました。
「うん、そのときに?」
ちいさな魂は、待ちきれなくなっていいました。
「そのときに・・・?」
「ほんとうのわたしを、覚えていてほしいの。」
「覚えているとも!」
ちいさな魂は叫びました。
「約束するよ!いつも、いつまでも、いまここにいるきみを覚えているって。」
「よかった」
友情あふれる魂はいいました。
「だってね、自分ではないもののふりをするのは、いったん、ほんとうの自分を忘れなくてはならないのよ。
あなたがほんとうのわたしを覚えていなかったら、わたしも思い出せなくなるかもしれない。
わたしがほんとうの自分を思い出せなかったら、あなたまでほんとうの自分を忘れてしまい、ふたりとも迷子になってしまうわ。
そうしたら、だれかべつの魂がやってきて、ほんとうのわたしたちを思い出させてくれるまで、迷っていかなければならないでしょう。」
「だいじょうぶ、忘れないよ!」
ちいさな魂はもういちど約束しました。
「きみのことは、けっして忘れない!
贈りものをいつまでも感謝するよ。
ほんとうのぼくを体験するチャンスという贈りものをくれてほんとうにありがとう。」
こうして約束ができました。
ちいさな魂は、いさんであたらしい人生に向かいました。
光であること、特別であることに胸をおどらせ、『ゆるす』という特別なことを体験しようとわくわくさせながら。
ちいさな魂は『ゆるしてあげる』という体験をしました。
その機会を与えてくれるすべての魂と出会い、その魂が喜びや悲しみをもたらしたとき、とくに悲しみをもたらしたときいこそ、いつも神さまの言葉を思い出すのでした。
「いつでも覚えているんだよ。」
神さまは、ほほえみながら言ったのです。
「わたしはきみたちのところへ、天使のほかには、なにも送ってはいない。」
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私たちってほんとに忘れちゃってます。遥か昔の約束を。
「許せない」体験をさせてくれた、特にひどい「悲しみ」を体験させてくれた相手が、生まれる前にそういう役目を買って出てくれた勇気ある、そして、愛に溢れた『友情あふれる魂』であったということを。
今夜も宇宙に愛と感謝を
ありがとうございます。
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