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2011年7月 3日 (日)

住んでいるのは、人間だけじゃない。

こんばんは!
先週はなんだかあっという間に一週間終わってしまいました。最近時間が経つのが早すぎませんか~?

さて、今回のお話は、人間とその他の生き物のことです。

昨日、夫が帰宅して来たとき、「ビルの入り口に殺虫剤がまかれてる」というので降りてみたところ、ビルの天井・壁、手すりなどの共用部分が殺虫剤でべとべとになっていました。下にはクモやら虫やら、いろんな生き物の死骸がいっぱい。あちこちに殺虫剤が大量にまかれたようでした。

うちのビルの裏手は田なので、いろんな生き物がやってきます。
田植えシーズンにはカエルがいっぱいやってきましたし、いろんな鳥が空を飛び、虫もいろいろやってきます。私は生き物が大好きなので天国のようですが、それを嫌う方もいるようで、殺虫剤をまいたのは住人のおひとりでした。
「クモがたくさん巣をはって困るから、その駆除のために毎年まいている」
とのこと。その方は、もちろん、良かれと思ってやってらっしゃるのです。

しかし、殺虫剤をまいて他の虫ともども、全て皆殺しにする必要があるのかな?…と、いろんな虫たちの死骸を見ながら、私は悲しくなりました
クモの巣が気になるなら、そこの部分だけホウキなどではらって別のところに移動してもらえば、それで良かったのではないかと思うのです。

人間は自分の都合の悪いものは、すぐに「駆除」したがります。
特に近年、化学薬品が普通に使われるようになってからは、虫が出たら殺虫剤をかけ、草が生えたら除草剤をまき、「害獣」と呼ぶ動物が出たら毒をまいて殺したりしているのです。

でも、彼らは悪いのですか? 彼らが何をしたのですか?
彼らは、生きるために必要なことをしているだけではないのですか?

クモも、一般的には「気持ち悪い」という理由だけで人間の「駆除」対象です。
虫やクモなどが嫌いという方がいるのはわかります。クモの巣があるとジャマというのもわかります。
でも、薬品をかけてその生き物全てを殺す必要があるようには私には思えません。

そういえば、アリの巣を全滅させる薬品の宣伝をよくテレビでやっています。あの薬は、人間が勝手にアリを「害虫」と決めて、巣を丸ごと全滅させて「駆除」できた!と喜ぶためのものだと思います。
でも、考えてみて下さい。そもそも、なぜ、アリが家にやってくるのでしょう?
お掃除をちゃんとしてないからではないですか? 甘いお菓子を下にこぼしたのではないですか? そのアリたちは、食べ物を発見したので、仲閒を呼び、巣に運んでいただけです。

人間が「害虫」「害獣」と呼んでいるものも、彼らには彼らの役割があります。自然の中では調和の中で、それぞれの役割を持って生きているのです。
例えば、クモは「気持ち悪いからイヤ~~!!」と思われるでしょうが、農村の方では福を呼ぶものとされてきました。農作物の害虫を食べてくれるからです(このページも良ければ読んで下さい)。また、ミミズも「気持ち悪い」とすぐ殺そうとする人もいますが、ミミズは田畑・庭を耕して土を元気に保ってくれる役割があります。

また、植物に対してもそうです。
夏になると「あ~こんなに雑草が生えちゃって」と、草むしりするのが面倒だからと除草剤をまいている人も多くいます。しかし、除草剤は、草だけでなく、土中にいる生き物全てを殺します(除草剤は、生き物の細胞を破壊します)。いろんな生き物の命を絶つ薬剤です。

また、人間が「害獣」と呼んでいる動物に対してもそうです。
私は滋賀に引っ越しする前まで、山陰の山村部にしばらく住んでいたのですが、そこでは野生の猿が農作物を荒らすからと「害獣」指定されていました。猟友会の人に頼んで銃殺も許可されていました。
それだけでなく、すごい話も聞きました。それは、「猿のシッポを持って来たら1万円」というものです。
つまり、猿を捕まえて殺して、その証拠としてシッポを差し出せば金を出す、という意味です。私は唖然としてショックだったのですが、地元では誰も声をあげる人はおらず、むしろ自治体側もいいアイデアだと賛成しているとのことでした(今現在どうかは確認していません)。

しかし、なぜ、動物たちが里山に出るようになったのでしょうか?
それは、山に食べ物がなくなったせいだと言われています。気象の変動などで食べ物の少ない年などもあると思いますが、山に食べ物がなくなった第一の原因は、高度成長期に国が主導して行ったスギ・ヒノキの植林のしすぎで、豊かな里山が失われてしまったからです。
本来、水を豊富にたくわえ、木の実や果実など、動物たちの食べ物が豊富にあった日本の里山は、植林政策で山の中からどんどん消えていきました。植林された山の手入れは、最近されないまま放置されているところが多く、大きくなったスギ・ヒノキの林の下は真っ暗。光が届かず、他の草木は育つことができません(この件の詳細は、「日本熊森協会」さんのサイトが詳しいので、ぜひご覧下さいね)。
つまり、人間のせいなのです。

それなのに、「害獣」と言って、出てきた動物たちを片っ端から駆除している人間たち。とてもやりきれないです。動物たちは悪くありません。

地球の上では、植物・動物、どんな生き物も調和の中で生きています。食べたり食べられたりしたとしても、必要以上の殺生をしたり、理由もなく他の種を殺しまくったりするような種はいません。

そんなことをするのは、人間だけです。

人間は、他の生き物よりずっと高度な生き物だと思ってきたかもしれません。でも、本当にそうなんでしょうか?

この地球は、人間だけが住んでいるわけではありません。
いろんな生物、植物・動物・鳥たち・魚たち…いろんな存在の住処です。

もうそろそろ、我が物顔で地球を痛めつけたり、他の生物たちを虐げたり、必要以上に殺生するのはやめていきませんか?

どんな生き物の命も大切に。どんな生き物にも、感謝をもって生きたいものです。
全てのものは、ひとつなのですから。

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